12月8日
今回は、築10年点検に行ってきました。敷地いっぱいに建てられており、今の中島工務店の家づくりとは趣が違います。
外観

2年程前に、木製だったバルコニー手摺とフェンス及び門扉が痛んでましたのでアルミに交換しました。
また、外壁化粧木部の塗装もすでにおこなっています。
今回はサッシに問題があり施主様より指摘がありました。
窓に使っているサッシは、すべて輸入の木製サッシで外側にアルミをはりつけたものです。当時輸入サッシはよく使われていましたが、現在では使われなくなり、それに伴い外国メーカーや輸入商社のメンテナンスができない状況におちいっています。

ガラスとアルミの間から雨水が浸入して、内部の下框を腐らせてしまいました。
腐った部分を削り取り、シリコンをつめ新しく埋め木をおこないました。
そのうえで、外部アルミとガラスの間にコーキング処理を施しました。

他にも、上げ下げ窓下枠コーナー接合部分より吹き降り時に水が浸入し下階の床をぬらしました。シーラー処理にて様子を見ていただくこととしました。
珪藻土(タナクリーム)壁のクラックです。コークボンドにて充填しました。

木の腰壁コーナーに隙間が開いていました。少しでしたので変性シリコン(アンバー)にて充填しました。

お施主様には、「気に入っている家ですので一生住みたいのでメンテナンスをよろしく」と言われました。
雨漏りは、施工者としては恥ずかしい事ですが、なかなかなくなりません。事例を参考に改善していきます。
神戸支店 江崎登夫