2008.04.29(火)
「2008春 水と緑の勉強会」



26・27日の二日間、今でも身近に残る「きれいな水」そして「きれいな緑」
皆さんに見ていただきました。
桧の伐採式です。

年輪を数えると96年、よって101歳と推定されます。

なぜ5歳増えるの?と疑問をお持ちかと思いますが、苗木の頃は年輪が
作られにくいことから、プラス5歳~10歳します。
プレカット工場です。昔ながらの松丸太です。

大黒柱などの太物は、手で刻みます。

子供は良く知っています。自然のものを。

加子母小学校、木造です。

神宮美林、おおよそ350年生の天然のヒノキとサワラです。両者は木曽五木の
内の二本でとてもよく似ています。サワラは昔から寿司桶など、湿気に強い
材料として使われてきました。左がヒノキで右がサワラです。

ヒノキの樹皮

サワラの樹皮、見分け方はヒノキの方がサワラに比べ少し荒荒しく見えます。

ヒノキの葉、先が丸っこく裏の白い筋がYの字に見えます。

サワラの葉、先がとがって裏の白い筋がXやMに見えます。

バイカオーレン、梅の花に良く似た別名「森の妖精」ともいわれ、
針葉樹林内に咲きます。その名の通り白く輝いていました。

ハナイカダ、葉の真ん中に実をつけた珍しい花で水分条件が
良いところに生育します。

明治座、明治27年に村の有志で建てられた芝居小屋です。
ここにもセメント瓦がありました(一番左側、手前の屋根は釉薬瓦です)。
軒先はかなりくねっており、修理が必要になっています。

皆さんにご協力をと、一枚300円の桧の札を買って頂きました。
この資金は建物の修理に役立て、後の世代へと引き継がれて行きます。

参加者30組68名の沢山の方にご参加いただきました。
こうして家をつくる事だけではなく、「きれいな水」や「きれいな緑」を
いつまでも保ってゆけるのは、皆さんのご協力があっての事です。
皆さんの第二のふる里として是非又、お越し下さい。
ありがとうございました。 大阪彩都営業所 今井清隆