2007.11.06(火)
先週の3日(土)、岐阜県の本社で会議がありました。その折、
今週の10日(土)に木材検査を控えているM邸の材料を見て
来ましたのでご覧下さい。
先ずは、木材検査の場所となる東濃ひのきの家プレカット工場です。

東濃ひのきの柱です。良質な柱材で側面を見て頂いても節が少ないです。

上部奥(赤い材料)が梁材の杉、手前下部(淡いピンク材料)が
桧の梁と翌桧(アスナロ)の土台です。
翌桧(アスナロ)とは?
「明日は桧になろう」から、名が付けられるほど桧に良く似ている材料で
別名ヒバです。翌桧は天然木で数がありませんが、たまたま今回原木を
製材屋さんがストックしておりましたので使用する事になりました。
土台の材料としては、桧に勝るとも劣らず害虫や腐りに強いといわれます。

翌桧の土台

大黒柱小口です。左が5寸角(150×150)、右が7寸角(210×210)。
小口が光っているのは、割れ止め防止でボンドが塗付してあります。
左5寸角の大黒柱を見て下さい。 Π と書いてあります。これは、3方上小節
という意味です。右7寸角には Г と書いてあります。これは2方上小節という
意味です。上小節とは?節が有っても、おおよそ小指ぐらいの小さな節しか
無い、ほぼ無節に近い良質な等級を示します。

ローリング丸太 今回は玄関ポーチ、バルコニーの柱に使用します。

青く澄んだ秋の空に紅葉が進んでいます。
私たちはこうして、実際にお客様に材料を見て頂き、納得して頂き、工事を進める。
材料だけではなく、工場、又実際にその仕事に携わっている職人と話をして頂く。
こうする事で安心や信頼、さらには熱い思いや温かい心、そういったことも含め
感じ取って頂ければ有難く思います。
大阪彩都営業所 今井清隆