平成19年3月20日
皆さん、 “思い込み” っていう経験はありませんか。
私の場合、中学の頃まで雰囲気を ‘ふいんき’ と言っていたのです。
しかしある時その事に気付き、それからは ‘ふんいき’ と言う時には、間違えないように
声には出さず、まず練習してから言ってました。
その後、何年か経った時に自分と同じ様に ‘ふいんき’ と言っているのを耳にして
「あー、同じ様な勘違いをする人もいるんだなぁ」
と少しほっとした事がありました。
そしてこの前、新聞を読んでいたら、なんとこの事が載っていたのです。
それによると雰囲気を ‘ふんいき’ とは発声しにくいため ‘ふいんき’ と発音する人が結構いる様に書いてあり、同じ様な例として山茶花(さざんか)は昔 ‘さんざか’ と言っていたのが、発音しづらいために ‘さざんか’ に変化していったとありました。
そのうえ、だんだんと雰囲気もこの例の様に ‘ふいんき’ と発音していく様になっていくだろうとあり、この記事を読んで何か嬉しい気分になりました。
それと、テレビやラジオなどを聴いていると、よく間違って使われている言葉が2つあります。
一つは、雨模様で、これの意味は “今にも雨が降りそうな様子” で、決して雨が降っている時には使わないのですが、よく間違った思い込みの人がいます。
もう一つは、他人事です。これをそのまま読んでしまう人が多くいます。
会話の中では ‘ひとごと’ と言い ‘たにんごと’ とは言わない様に思うのですが、文書になったこの字を、そのまま間違って読んでいるアナウンサーなどがいて、メディアを通して これを聴いた人が ‘たにんごと’ という言葉がある様に思い込んでいる様です。
これもいつか ‘たにんごと’ が当たり前になり、この方が正しくなっていくかもしれません。
言葉の思い込みは、大した事ありません。しかし、仕事の上での思い込みは大きな損失となることもあります。小さな事でもよく確認し、ミスを減らす様にしたいものです。
決して他人事ではありませんね。
藤木電工社 藤木 健