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空師
2007.02.07


ほとんど雪の降らない暖かい冬ですが、立春を過ぎて暦のうえでは春になりました。

今年だけの異常気象なのか、やはり温暖化の影響なのか。

どちらにせよ心配してしまいます。

とはいえ、週末は少し冷え込む様なので、体調管理に気をつけなければ。



さて、タイトルの 『 空 師 』  ご存じでしょうか?

私は、お正月に放送された、NHKのにんげんドキュメントという番組で始めて知りました。

都会の真ん中や山の斜面など、作業するには条件が厳しい場所にたつ木の伐採をしたり

枝をはらったりする職人さんのことだそうです。

腰にチェンソーを下げ、ロープを使って幹を登り、枝へクレーンのワイヤーをかけ、適度な

位置で切断し、周囲の障害物に触れない様に地上へ降ろす。

幹は、親方の経験により、材木になった時に一番良い使い方をされる位置で切りわけ

られていました。

「木には植物としての生と、伐採されて材木になってからの生と二つ命がある。

だから、少しでもいい材木となるように敬意をもって扱う。」

まだ33歳の若い親方は、そう言っていました。


現場では、あくまで材料としてしかみていなかったのですが、木とそれを育てる山や

携わる人の思いについて、改めて考えるきっかけになりました。

                     
                                      神戸支店 今井 直子
by npskobe | 2007-02-07 21:37
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