2006.11.20(月)
先日、プランの依頼が有り何度かその住まい手様と打合せをしました。
数日経って連絡してみると、他社に仕事を依頼しましたとの事で、残念な
結果となりました。
一昨日の土曜日、彩都モデルハウスに体験宿泊されたお客様がおられました。
若いご夫婦に、5歳の男の子と3歳の女の子。
子供さんは、とても楽しそうに、はしゃいでいました。
プランも何度か提出し、とても喜んで頂いていますが、予算オーバーなのが
欠点。他社にもプランの依頼を頼んでおられ、プランは中島工務店が一番
いいのだけれど、予算が・・・。でも、中島工務店の家に住みたい!
平行線でした。
今朝、そのお客様から電話があり、
「昨日、良く考えましたが、予算の面で他社にお願いする事に半分決めていた。
が、今朝になって、5歳の男の子が突然泣き出すんです。 木のお家がいい!」
と、涙を流していたそうです。奥さんも、そんな姿を見るに見かね可愛そうになって
私に電話をしたとの事。
「宿泊体験をし、木の香りを思い出し、家に帰って来てからも、衣類にその香りが
残っていた。子供の為にも、今井さん、何とか頑張って下さい!」
そんな電話が掛ってき、とても 「ぐっと」 こみ上げるものがありました。
営業で、何が悪く何が良かったか。
設計で、何が悪く何が良かったか。
現場でも、メンテナンスでも・・・。
お客様の熱い思いを理解し、自らを反省をし、改善をし、良いものをつくる。
家つくりは、ひとつの物語だと、つくづく思うと共に、こんな私を頼って
電話をして頂いたお客様の 思いを 大切に是非とも、家つくりのお手伝いが
出来る様、色々考え、進めて行きたいと思います。
今井 清隆