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豊穣の地
平成18年10月16日(月)

先日、竹林寺の木材検査で加子母に設計事務所の方と行って来ました。時折、小雨が降る天候でたが、検査後、当社の社長の案内で木曽ヒノキの国有林、民有林を見に行きました。

普通の乗用車から四輪駆動車に乗り換え、林道を上っていきました。私は恥ずかしながら、未だ、国有林を見たことがありません。途中、サワラとヒノキの枝の違いなどを社長より説明を受け、勉強不足を痛感しました。

途中、中腹から見える白山方面の山々は雲がきれいに掛かり、幻想的な風景を醸し出していました。ちょうど、曇り空から晴れ間も出てきたようで一体は黄金色の光で神々しくなっていました。

かなり山を上がってきたところで、車を止め山道を少しばかり歩きました。国有林と民有林の境は赤い杭によって分かれています。杭の向こう側は樹齢200年木だろうか、一目で天然ものとわかる木でした。足元は雨上がりで、少々柔らかくなっていましたが、それは湿りだけでなく、いろいろな落ち葉の感触でした。このまわりの木々が、それまでの雨を蓄え、また、ろ過して沢に流れ込み、麓の川に至ってることを思うと感激でした。この豊穣の地の山を守り、後世に残していける仕事を山の民と共にしていく思いを強く感じた次第です。 
                                       神戸支店 丸子健士
by npskobe | 2006-10-16 18:04
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