今、格差社会と共に社会問題となっているのが、ニートやフリーターの人口の増加であろう。
その若者達は自分のやりたい仕事に就けなかったり、見つかっていないと理由で正社員にはなっていない様です。
いつからこういう意識の人が増えたのか、以前は”就職する”ということが当たり前で職種には然程こだわりがなかった様に思います。
私には兄が2人いますが、長兄は中学生の頃から電子工学の雑誌を購読し、大学も電子工学科、そして就職もその道に進み、
次兄も中学校で理科クラブのリーダーをしていて、日曜日毎に町内外へ出掛け、色々な石を持って帰ったり、写真を撮ったりしていました。
そして地学科のある大学へ進学し、今は郡教育委員会で発掘の仕事をしています。
私は兄の様な目標もなく、学校ではクラブ活動漬けだったので就職する時も、やりたい仕事というものがなかったのですが、
顔見知りの社長さんに誘われるまま、電気工事の仕事に就きました。
そこでは有難いことに様々な種類の工事をさせてもらいました。
そして2年目ぐらいから、現場をまかされる事となり、尼崎市シルバー人材センターや県立リハビリセンターなどの公共施設や公団住宅
又、工場の電気設備や各地の下水処理場など施工させてもらいました。
幸運にも自動火災報知設備やシーケンス制御の本がおもしろくて、良く読んでいたのが、実際に活かす事が出来たりし
どんどん仕事がおもしろくなってゆきました。
今はほとんど工務店の仕事をさせてもらっていて、電気については難しい事はないのですが、
構造的に変わった家が多く、普通の住宅に並べ何倍も手間がかかりますが、
立派な家が完成していくと何とも楽しいものです。
神戸支店の社員さんも皆、仕事が好きで夜遅くまで頑張っています。
仕事が楽しいのはいいことですね。
藤木電工社 藤木 健