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下呂市 大洞の土地にて 河村力三
 ごめんなさい。
 うっかり ぽっかり 私の当番で 空白の日をつくってしまいました。
 私の頭を自分で 「ぽかり」とやって 怒ってやりました。
 「東濃ひのきの家リレーブログ」愛読者の皆さん、参加者の皆さん ごめんなさい。

 昨日 中島工務店で 所持している 不動産を社員3名で 不動産パトロールを実施しました。
 飛騨地域の所有不動産です。
 下呂市森 大洞地区にも立ち寄りました。
 下呂市の温泉街から北へ3キロメートルほど入ったところの土地です。
 約300坪程度 段段田んぼ(棚田)の中にある 原野です。幅員4メートルほどの この地域のメイン道路に接した日当たりの良い土地です。大きな栗の木が一本あり、開いたワラビが、秋の野原の雰囲気を演出していました。眺められる田んぼは、黄金色した刈り取りを待つばかりになっているもの、まだ深緑の青い田んぼ、緑色と黄金色がまざってむらむらになった田んぼ、一枚の棚田が、小さいので楽しめる風景でした。
 原野の隣の田んぼで 草刈をしている「お兄さん」に会いました。「お兄さん」の名前はSさんでした。Sさんは、東京方面から引っ越してきて 「自然の中で生活をしたい」と田舎暮らしを楽しんでいる人です。自宅は もう少し上段の土地にログハウスを建ててみえました。
 「中島工務店さんは、この土地をどのように活用されますか。できるならこの土地の特性を生かせる建物をつくってほしいですね。公園のような感じで活用していただけませんか。」と 問いかけられました。私は、「そうですね」と答えるにとどまりました。
 Sさんの畑と田んぼを見せていただきました。
 田んぼには、下呂市特産というの「龍の瞳」という銘柄がつくってありました。無農薬にこだわってつくる稲で、米粒もとっても大きく、味は抜群に良いお米だそうです。
 畑は、雑草畑のようでしたが、白菜が生えていました。植えるのではなく自然に生えてくる白菜、種をまかなくても自然に生えた人参も見せていただきました。トマトは、雑草の中で真っ赤な実をつけていました。自然の中で生まれた野菜は、病気にも、虫にも強い無農薬野菜は、自然に生えて自然に育った野菜こそ、可能になる。その実験をやっているとのことでした。
 都会に住む人たちに こんな体験をしてもらいたい。下呂温泉に遊びにきた人たちに この自然を体験してほしい。 この空気を吸ってほしい。Sさんの試みから そんな言葉が聞こえてきました。
 加子母も田舎です。下呂も一歩入ればやっぱり自然が一杯の田舎です。その田舎の暮らし 生活を支える人がいます。自然は、やっぱり 人間が創らなければ。
 Sさんは、土地の人が手放した田んぼに稲を作っていました。草ぼうぼうになるより収穫が少なくてもつくったほうがいいからと思い 今年から2枚の田んぼに耕作をはじめたそうです。最初に見た「まだらな田んぼ」がその一枚でした。
 きれいな棚田は、人がいなければ、きれいでなくなります。
 棚田の真中にある 中島工務店所有の「丘」どんな風に活用できるのかしら・・・。

2006・9・25  河村力三
by npskobe | 2006-09-25 22:55
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