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自分のいえを考える
  8月28日 (月)

 せみの鳴き声もクマゼミからツクツクボウシに変わり、夕方には秋の気配を感じるようになりました。しかし、昼間はまだまだ暑い日が続きます。体調管理には十分気をつけたいものです。

さて今回は、私が家を建てるなら、をテーマに少し書きたいと思います。
建築に携わり、4年がたち、まだ少しではありますが、新築を建てるお客様のお手伝いをしてきました。ほとんどの人が、家つくりは一生に一度の一番大きな買い物で、その思いも入れも、それぞれ相当のものがあります。そんなお客様に接し、自分ならどんな家を建てたいか、とふと考えました。もちろん、建築予算・立地条件など制限を受けるものもありますが、今回はその辺緩和して考えたいと思います。

まず私が家つくりで、一番こだわりたいのは間取りです。間取りによって、家族のかかわり方、生活スタイルにかかわってくるものだと思います。玄関を入ってすぐ個々の部屋に入れてしまうような、導線では、顔を合わせる機会も減り、家族のかかわりも減ってしまいます。(必ずしもすべての家庭とはいいませんが)玄関を入って居間を介し、そこからそれぞれの部屋へ分かれる。それにより帰って来た時に、必ず誰かと顔を合わせる。いやなことや、辛い事、またけんかをしていても、顔を合わせると関係が生まれ、会話が生まれ、家族の絆が生まれる。またキッチンを個室に分かれる導線の近くに設けることで、夕飯を作っている母親と、帰ってくる子供との接点を多く作ることができる。また居間には吹き抜けがあり、そこから各部屋の入り口を望むことが出来る。私ならそんな家族の関わりの多い空間のもてる間取りを優先したい。

次にこだわるとしたら、やはり仕上げ材料だろう。私は床・壁・天井など無垢の木材をふんだんに使った木の香る家が理想です。木材は感触が柔らかく、特に無垢の床板ははだしで歩くと気持ちいい。また木の香りは、こころを和ませ、落ち着かせてくれる。又アクセントに壁は珪藻土塗りもとりいれたい。珪藻土は人に優しく、また感触もソフトでやわらかい。木材と組み合わせて、少しモダンな雰囲気のある空間を作りたい。

3番目にこだわるのは断熱性能だろう。近年原油の高騰もあり、省エネを考えるなら、1番大きいのは、家の断熱性能だろう。断熱にも工法から材料までさまざまで、どれにしたら一番いいのかは、今まで施工はしてきたが、実際すんではいないので、はっきりとはいえない。ただいい断熱材でも正しい施工をしなければ、その能力は発揮されない。私が家を建てるなら、どれにするかもそうだが、その施工状況もチェックしておきたい。

と、4年間建築に携わってきて、あの家いいな、私ならこうしたいな、など理想はいっぱいある。だだ実際その時建てるだけの予算があるか…問題です。いつの日か理想の家が建てれるように、がんばって貯金してなくては…。
by npskobe | 2006-08-28 23:30
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