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お盆
平成18年8月8日(火)

夏の暑さも日々、じりじりと感じる時期になっています。今年は梅雨明けが例年より比較的遅かったので、八月になって、ようやく夏本番という感じです。

夏の行事といえば、もうすぐで「お盆」です。季節の挨拶状では、暑中見舞いと残暑見舞いの境目になる時期です。お盆を過ぎても暑さはなかなか、やわらかくならず、蝉の鳴き声と共に残暑を日々感じていますが、今年はどうでしょうか?

社寺建築を昨年より担当して、この盆の時期、お寺さんは大忙しです。一年のうち、ご先祖の霊を敬う法要とかで各檀家を廻られています。工事の着工時期や打合せなどのことも、やはり、盆過ぎてからでないと、お寺さんの落ち着かないみたいで、こちらも少し遠慮気味です。

今、施工している神戸市北区のお寺では、今日8月8日は塔頭(読み:たっちゅう→本坊の周辺にある寺院)で、明日は本坊で「施餓鬼会」というお盆の仏教行事があります。真言宗の寺院なので護摩を焚いたりします。

お盆といえば、新暦8月15日を前後に行うのが通例ですが、それは明治になってから徐々に普及したことみたいです。しかし、地方では様々な時期や行事があり、仏教という宗教にこだわらず、面白いと思います。ちなみに、当社のある岐阜県中津川市加子母では8月1日から3日までが旧盆として、今でも行事として残っています。

先月、「東濃ひのきふるさとまつり」に参加した際、大黒柱の森で推定樹齢100年余りの檜の伐採の見学が行われました。そのあと、檜の植樹と森林浴。檜の伐採だけでは、痛々しい姿だけが残りますが、木を植えることによって、次なる世代に伝えるものを残すことになります。

最近、悲惨な事件ばかりのニュースが連日、流れてきます。日本人として余裕がなくなっているのか、また、何が原因なのかよくわからないところがあります。しかし、昔から大切にしてきている風習や後世に残す思いをもう少し触れていれば、このような事件は多少なりとも防げるのではないかと思います。古来の知恵に生き、自然あるものに接することに人間として感性も磨かれてきます。先日の大黒柱の森を思い起こし、また、お盆のこの時期、このようなことを考えたりします。

                                      神戸支店  丸子 健士
by npskobe | 2006-08-08 09:38
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