造作工事中の成増の家では5月に断熱・気密工事を行いました。
室内側では柱と柱の間に断熱材を充填し、その上に気密シートを貼ります。
窓などの開口部、給気・換気部分、コンセントなどには白の気密テープを貼り、
漏気の少ない建物になるよう施工していきます。


室内側の柱と柱の間に充填する断熱材にプラスして、外壁側にも断熱を施す
付加断熱を行います。
外壁面に貼られた構造用合板に野竿と呼ばれる棒状の材を取り付け、
その間に断熱材を充填していきます。
付加断熱には厚さ42ミリの高性能グラスウールを採用。
グラスウールは極細のガラス繊維からなる素材で、
繊維のより細い高性能のものほど高い断熱性を発揮します。
その他にも火災に強い、シロアリの被害を受けにくい、
コストパフォーマンスが高い等様々なメリットがあります。
付加断熱が終わったら防水シートを施工します。

防水シートにはアメリカ・デュポン社のタイベックを使用しています。
透湿防水性に優れ、耐久性もあるタイベックは最近、テントやザックなど
アウトドアのアイテムにも使われはじめ、身近な素材となってきました。
窓廻り・給気換気口部分、軒裏との取り合いなどは雨水が侵入しないよう
防水テープを併用しながら施工し、窓、玄関など建物外周部の防水工事を
終えたタイミングで、漏水がないか確認する防水検査を行います。
東京支店 渡瀬