3月も折り返し、春の陽気と冬の寒さを行ったり来たりしながらも、
庭の草木は咲き始め、着実に春が来ていることを感じる日々です。

TOKYOSTYLEの庭は開花第1号のサンシュユは満開を過ぎ、今はユキヤナギの
小さな白い花びらや淡い黄色のヒュウガミズキが庭先を彩っています。

「暑さ寒さも彼岸まで」とよく言いますが、改めて「お彼岸」について調べて
みると、今年のお彼岸は3/18(彼岸入り)から3/24(彼岸明け)まで、中日が
昼・夜の長さが同じになる「春分の日」となるそうです。
春も秋も先祖供養のため、お墓参りをする風習がありますが、国民の祝日に
関する法律によると「秋分の日」が「先祖をうやまい、なくなった人々を
しのぶ」と定義されているのに対し、「春分の日」は「自然をたたえ、生物を
いつくしむ」となっています。
また、「彼岸」には本来、煩悩に満ちた現世(此岸)から修行を積み、悟りの
境地(彼の岸)に達するという意味があり、仏教における修行の期間でもある
そうです。
春は植物が芽吹き、動物が冬眠から目覚める季節。
人間世界でも卒業シーズンに年度末にと、区切りの季節でもあります。
今年も4分の1が早くも過ぎようとしていますが、新しいことを始めるのには
よいタイミング。日々の生活を見直し、リセットしていきたいと思います。
色々調べている中で、お彼岸のお供えもの「おはぎ」に関する豆知識も
出てきました。春のお彼岸は春に咲く牡丹の花にちなんで「ぼたもち
(牡丹餅)」というそうです。
一方、おはぎは秋に咲く萩が由来となっています。
なるほどと納得しながら無性にぼたもちが食べたくなった彼岸の入りです。
東京支店 渡瀬