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奉仕を主とする事業は栄え、利得を主とする事業は衰える
平成18年7月21日

 7月1日(土)各社の朝刊に‘電気式浴室換気乾燥暖房機の焼失事故のおそれ’
といった記事が掲載されました。
これを読まれた施主さんから中島工務店に連絡があり、そして、この(略称)浴乾の
電気の施工をした私に電話がかかって来ました。
これの施工方法に問題は無かったのですが、施主さんが安心される為に、
施主さん宅に訪問し、説明し確認してもらいました。
この浴乾によって全国で24件の火災が発生している。
そして、その火災のほとんどが本体のより線と屋内配線を手でねじっているだけと云う
接続方法による発火であり、電気工事士の施工としては考えられないような手抜き工事
であった。

 最近のニュースで某エレベータ会社や某給湯器会社などで事故を隠ぺいしていたこと
が発覚した。
会社は社会に何をもたらすのか?考えねばならないと思う。
自らの利益の為にか、社会に貢献する為にかと。
 
 今の社会では何でもコスト削減で手間のかからないようにするのが流れのようになって
いる。この事自体は間違いとは言えないだろうが、勘違いをしているのではないか?
建築業界においてもコスト削減の為に、どこかで手を抜かねば割りが合わないと
云う事になってはないか?
今年、大手ハウスメーカーが免震装置の溶接をコスト削減の為、海外の未熟な職人に
行わせたうえ、非破壊検査も受けていなかった疑惑が報じられた。
 この様な事は細かな所までみれば、一件の建物が出来るまでには色々とあるのでは
ないかと思う。
 
 たとえ、金額的に厳しい仕事であっても、手を掛け頭を使い一番いい物を作ることが
結果として、いろんな事で自分に返ってくるのではないでしょうか。
 社会に奉仕する気持ちで、仕事をしたいものだ。

                                 藤木電工社   藤木 健    
by npskobe | 2006-07-21 21:20
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