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緑多き村
平成18年7月3日(月)

「ウォーター・ワールド」という映画をテレビで観ました。近未来の世界をSF調で描いた作品です。内容はというと、地球温暖化で、南極、北極の氷が溶けて、世界が海だけになっても、人類はたくましくいきるというあらすじです。

地球は何十億年にわたって、幾度もなく、変化成長をしてきました。しかし、今、人為的による大きな変化がここ百年で起ころうとしています。産業革命にともなう二酸化炭素の増加からの地球温暖化です。異常気象や海面上昇など、けして、SFの世界でない出来事がここ数十年で起ころうとしています。

隣の大国、中国では経済発展の真っ最中です。工場のばい煙など、かつての日本を見ているようです。また、数年前に、揚子江が洪水によって氾濫したことは記憶に新しいと思います。経済成長による揚子江沿岸部での森林伐採で、山の保水力がなくなったのと、異常気象が重なったのが原因にあるみたいです。

身近には日本の森林の荒廃も気になります。国産材の需要が減少して、産業としての林業が成り立たなくなり、また、後継者不足も一因です。

中島工務店では、家を建てられたお客様に、次の年に本社のある岐阜県中津川市での植林を催しています。住宅に木を使った分、山にまた、数十年後に木が採れることを願っての一本の苗木を植えます。そしての、そのことのひとつひとつが、個々に環境を考えていければと思っています。川の上流部で生活している我々の思いもそこにはあります。山が緑多く、きれいな川の水がいつまでも続くように、住宅建設ともども頑張っていきたいものです。

                                  神戸支店  丸子 健士
by npskobe | 2006-07-03 14:46
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