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ガソリンの値上げと住宅
平成18年 6月9日 金曜日

最近ガソリンの値段が高くなっていることに目が行きます。私は学生のころガソリンスタンドでアルバイトをしていましたが5年くらい前は、まだ92円/ℓくらいでした。確かにアメリカ・中東などとの経済的な要因もありますが、実際地球に残された化石燃料の減少のシグナルともいえるのではないでしょうか。

近年省エネやロハスという言葉をよく耳にします。これは地球環境の危機を考えた意識の現われによる物で、住宅・建築物にもあてはまると思います。太陽光エネルギーを利用したOMハウスやソーラーパネル、万博で使われた植物の植えられた外壁。高気密、工断熱による省エネ住宅などなど…ロハスの考え方のように工夫をすれば、地球環境にもやさしく、さらに快適な住宅が可能であると思います。

そこで今回は断熱材について話したいと思います。断熱材といってもスタイロフォームやグラスウールやウールブレスなどさまざまなものがあります。一番一般的なものはグラスウールではないでしょうか。さらにグラスウールにも種類があり、密度の10k/㎥・16k/㎥・24k/㎥…厚みの50mm・75mm・100mmなどがあります。もちろん密度の大きい物ほど熱を通しにくく、厚いほどさらに通しにくくなります。一般的に熱の通しやすさ性能は熱抵抗値であらわされ、大きいほど熱は通しにくいといえます。しかしいくら断熱材が優れていても適正に施工されていなければ有効にはなりません。
例えば壁に入れる断熱材と天井の断熱材に隙間があれば、熱はそこから逃げてしまいます。
よい材料を適切に使ってはじめてその性能が生かされるのです。

                                           水谷 悦久
by npskobe | 2006-06-10 00:39
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