付知町中央橋の上部工工事が3月27日に完了しました。
この工事のことを少し紹介したいと思います。
去年の5月から工事にとりかかりました。まずは着工前の状態です。

最初の工程は鋼材の手配を行います。8月神戸製鋼での材料検査、この鋼板が橋桁になります。

この鋼板を長野県の(株)角籐に運搬し桁の制作にかかります。

桁制作期間中、現場では架設工事の準備をします。河川内で作業が行えるよう、大型土のうを1500袋作り川を半分締切ます。

桁の制作が完了すると、工場で実際に出来上がった桁を組立て、寸法等の検査を行います。橋長が156mもあり1回で全部を組立てられないので2回に分けて行います。この写真は1回目のものです。

工場での仮組立検査が終わると、せっかく組立てたものを解体し現場へ運搬します。桁の運搬は自社の輸送部で行いました。

桁の架設前に最近なにかと話題の免震ゴム支承を据付ます。この製品は東京ファブリックのものです。この支承の上に桁が載ります。

いよいよ桁架設です。100tクレーンを使用しました。地元の小学生も見学に来ました。

そして遂に完成です。

今回の工事はこれで完了です。この橋が渡れるようになるまでにはもう少し工事が必要です。
来年の2月末頃に開通するそうです。
本社土木部 中川光太郎