東日本大震災から10日たちます。亡くなられた沢山の方々のご冥福をお祈り申し上げます。
東京支店からの報告でも分かるように関東周辺もかなり被害が出ています・・・が、あえてその話題には触れず、今回は酒呑地蔵という大変珍しいネーミングのお地蔵さんのお話しをします。

看板にも書いてある通り、昔々、中村瀬平という大変働き者の青年がいて、その勤勉さに感心した村人が31才になった正月に彼を招いてご馳走し、普段飲めない酒を呑みすぎ、酔っぱらって川に落ち水死してしまった。という悲しい出来事がありました。瀬平は村人の夢枕に現れ、この村から酒呑みをなくす為、地蔵をつくってほしいと願ったので、村人たちがこの地蔵を造って酒呑地蔵と名づけたそうです。

時は流れて300年、渋谷区中町で禁酒したい人、酒で失敗してしまった人、また失敗したくない人々・・等々の信仰を集め、また子育地蔵としても地域の方々に愛され親しまれてきました。
今回諸事情により、同じ渋谷区幡ヶ谷の清岸寺へお引越しされてきました。

雨ざらしでは可哀そうなので、写真のような地蔵堂を造らせていただきました。
我々酒呑みは、よーく、よーく拝んで、呑み過ぎないように、呑み過ぎても体を壊さないように、酒で失敗しないように・・・・・きっときっと酒呑地蔵さんが守ってくれると思います。但し、禁酒はしませんよ!
計画停電で第2、第4の両方のグループに入っているのに何故か?まだ一度も停電していない川口市木曽呂の関東社寺支店からのレポートでした。 gan