ちょっと前の事です。今年の夏の終わりにお世話になっている渋谷区の清岸寺で万燈会供養という行事があり参加してきました。万燈会とは夕方暗くなりはじめた頃に境内に灯明を供え、ご先祖や無縁仏を供養し、諸願成就を祈念する行事です。実はこのお寺では今回初めて行った行事です。
当日午後からの夕立もやみ、少し涼しくなった夕方5時頃から近所の子供達も参加して、まずジャンボシャボン玉を楽しみました。子供も大人も楽しみました。

その後、本堂前で昔ながらの紙芝居で芥川龍之介作の『蜘蛛の糸』と言うちょっと怖~いお話を聞き、

やっと日が沈み暗くなりはじめた頃にいよいよメインイベントの万燈会です。
提灯を先頭に皆、ろうそくに火を灯し、境内を練り歩き、各々の場所にろうそくを並べていきます。


子供達の書いた絵を燈籠に張り、中にろうそくを灯し、一緒に境内に並べました。


一万燈とまでは行きませんが、千燈以上のろうそく、燈籠が境内に並び、都心のビルの真ん中でとても爽快で綺麗でした。
ろうそくの光は約30分程で燃え尽き無くなってしまいます。赤々と燃え、はかなく消える。まさに一人一人の命の光のように感じました。
ろうそくの光を見ながら命とは・・・? と改めて考えた今年の夏の日の出来事でした。 iwata