先日 春日井市で山門・鐘楼の改修工事が完了しました。
山門はこの寺では一番古い建物であり後世に残す必要がありました。
棟札(建造又は修理の記録を書き残しておく木の札)によると、延享2年 約260年前に建立され、その後、天保10年に修理工事がなされていました。(棟札より)こうして先達の造られた建物の何百年に一度の修理工事にて携われることは建築をするものにとって真にありがたいことでした。

↑修繕前

↑修繕後

↑蛙叉です
鐘楼は明和3年 約240年前の建立でした。

↑これが棟札です

↑修繕後
木造建築は、めんどうをみて修繕をすれば200年でも300年でもその機能を果たせるものです。
設計積算室 大工のひとりごと