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「桧の柱が腐っていた」
2006.10.13(金)

前回の投稿で報告しました雨漏りの現場の続きを報告します。

今、私の主な仕事は営業+設計です。今回の投稿は、報告しようか?報告しまいか
報告したとすれば、今の営業中の住まい手様から信用を失うのではないか?
更には、既に建てて頂いた住まい手様が不信を懐くのではないか?
とても悩みましたが、現実は現実として報告をし、社内に広める事により二度と
同じ過ちをしない為にもあえて報告する事としました。

写真をご覧下さい。


「桧の柱が腐っていた」_f0073301_9281284.jpg「桧の柱が腐っていた」_f0073301_9282846.jpg




これは、バルコニーFRP防水の中です。桧の柱の根元は腐り梁も取り合い部で
腐っています。T字金物も付いてはいますが役目を果たしていません。

雨漏りの原因となった経緯を少し説明しますと、当初はバルコニー内の水切り板金
から吹上げによる水の浸入があり(通気工法の為)、室内へ侵入し漏水となりました。
それ以後、外壁を撤去しFRP防水を更に上へ立上げたのですが、そこに問題が
有ったのです。元々の透湿防水シートをFRP防水の中に入れ込んでしまったのです。
今度は吹上からの進入を防ぐ事は出来ましたが、外壁の化粧サイディングの横ジョイント
から進入し透湿防水シートを伝い室内へ漏水となりました。

完全に、私の監督不行き届きです。まさか、化粧サイディングから簡単に水が浸入
するなど思っていなかった認識不足と初歩的なミスが原因です。

住まい手様からは当然の如く、強いお叱りを受けているのは言うまでもありません。

現状は、外壁を全て取り除き、その他全ての構造材の腐食の有無を確認し張替え
している途中です。

一度失った信用を取り戻す事は大変でありますが、二度と同じ間違いを繰り返さない。
住まい手様には、誠心誠意を尽くし対応する覚悟でおります。


                               大阪彩都営業所 今井清隆
by npskobe | 2006-10-13 10:58
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